| phase 6 誕生日・午後0時30分
即納可能でかつご希望通りの仕様のSLKさまの降って湧いたような登場に、私はとても浮き足立っていた。これはもう買うしかないでしょう!さっきまでの考えは水に流してあげるよ! 「私はとてもそれが欲しいです」 私はさっそくしのごん(注:妻の呼び名)の携帯に電話して言った。 妻を待つ間、ヤナセ小田部支店の上品なお姉さんは、ボディカラー見本帳をショールームの白いSLKのドアに添えて、こんな感じですよ、と説明してくれた。 ほどなく、しのごんとしのごんの折り畳み自転車・しのごん号を積んで、井邊くんのクリオ16Vが到着した。私はさっそくコトの経緯をかいつまんで説明し、欲しいんだけどどうだろう?と問うた。 うっ。そうなのだ。そもそも今日ってSLKを買う気はさらさら無かったのだ。そんな金額をポンと出せるほどにお金の在庫があるはずも無いのだ。ローンにするかウエルカムローンにするかくらいしか選択肢は無いのだ。あるいは、諦めるか、だなあ…私は、頭の斜上にホワワ〜ンと浮かんでいる“黄色いSLKに乗った自分の姿”が急速に縮んでいくのを感じた。 この時点で、私はすっかり金勘定モードに入っていた。 |
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